Marjoram sweet(マジョラムスイート)

シソ科の多年草であるマジョラムは、和名マヨラナ。東洋よりも西洋でよく使用され、ヨーロッパでは古くから民間薬として用いられ、何千年もの間重宝され。その回復作用、加温作用、リラックス作用のためです。語源は「より長い」を意味するラテン語で、長寿のハーブとしても知られています。古代ギリシアでは、マジョラムは他界した魂に平安をもたらすとされ、花言葉「常に幸福」から純愛を象徴し、結婚した夫婦の愛と名誉を祈ってマジョラムの花で頭を飾る習慣もあります。ギリシャでは恋愛成就のためのお守りにも使われていました。

衛生的な管理が遅れていた中世ヨーロッパでは、疫病除けや魔除けのお守りとして、抗菌作用のあるマジョラムをはじめとするハーブや小花を束ねた「タッジーマッジー」を持ち歩いていたと言われています。

草丈は30～80センチ程度まで成長し、花の色は白やピンクが多いです。防腐効果があるとされ、古代エジプトではマジョラムをミイラ作りに使っていたとも言われています。

～香りの特徴～

温かみがあり、甘くややスパイシーな香り

ウッディーでほのかにスパイシーな香り

～香りの効果・効能～

心のバランスを整える作用があり、高ぶった神経系を静めるリラックス作用を持ち、気分の落ち込みや無気力さに対しては気持ちを前向きにして高揚させる作用があります。落ち込んでしまった時、孤独感を感じる時、不安になりずぎてしまう時、マジョラムは温め、慰め、リラックス作用と共に、愛情を思い出させてくれ、心に栄養を与えてくれます。

体のバランスも整える効果もあり、消化の促進効果を発揮して、胃腸をサポートしてくれます。全身の血液の巡りをよくすると言われ、身体を温める作用が期待できます。冷えを緩和するので、冷えが原因で起こる下痢・便秘・胃腸の不調にもいいです。過剰な食欲や性欲などの欲を抑えてくれる効果もあります。

筋肉痛や肩こり、腰痛に悩む人にも痛みを鎮静化して和らげる効果、鎮痛・鎮痙作用があります。強壮とリラックス両方に働きかけ、バランスをとってくれる作用があります。