Peppermint(ペパーミント)

ペパーミントは、古くから薬用や食用として幅広い用途で親しまれているハーブ。日本ではセイヨウハッカとも呼ばれています。ミントは古くから食用だけでなく、薬用、香料としても使われてきました。また歴史は古く、古代エジプトでは宗教儀式に使われ、ピラミッドからミントの一種が見つかったことや、古代ギリシャやローマ帝国ではミントは生活の一部で、ペパーミントで編んだ冠をかぶって悪酔いするのを防いでいたり、パウダーにしたものをベッドに振りまいていたといわれています。

ミントの学名である「Mentha(メンタ)」は、ギリシャ神話に登場する「メンテー」という妖精の名前が由来であると言い伝えられています。学名である「Mentha piperita(メンタ　ピペリタ)」は、ペパーミントを食すとコショウのようにピリッとした味がするため「piperita(コショウの)」「Mentha(ミント)」という意味から名付けられました。

～香りの特徴～

やや甘い香りと共にフレッシュで爽やかなミントの香り

甘さの中に清涼感をもつ爽快感のある香り

～香りの効果・効能～

スッとした独特の清涼感ある爽やかな香りは、脳の働きを活性化して頭の中をクリアにし、気分をリフレッシュさせます。リフレッシュ・集中力アップの他にも精神的な疲労を感じるときに心を落ち着かせてくれる抑うつ作用もあります。精神的な疲労にも良く、憂鬱な気分の時や、無気力でやる気が起きない時に、心を励まし活気と元気を与えてくれる精油です。

体を温めた後、冷やし、爽快感をもたらす作用があり、呼吸器系の不調等に効きます。また胃腸の働きを整える作用があり、消化不良、吐き気、胃痛、便秘、乗り物酔い、時差ぼけなどの症状を和らげます。鎮痛作用もあることから頭痛、歯痛、月経痛、筋肉痛を和らげます。

皮膚へも炎症を抑える効果や、肌の引き締め作用もあります。肌荒れや日焼けなどの炎症でほてった肌を落ち着かせてくれます。虫刺されによるかゆみを和らげるのにも効果的です。主成分であるℓ-メントールには、抗炎症作用や抗アレルギー作用があり、鼻水や鼻づまりなど花粉症や風邪による鼻炎の緩和に広く用いられています。